ホームアトピーっ子のお母さんからのお便りトップ
  
 

皆さんこんにちは。会報「clubスマイル」いつも興味深く拝見しています。生後すぐより乳児湿疹、3ヶ月頃よりアトピーのジュクジュク肌に悩み苦しんできた息子も、早いものでもう2才を過ぎました。現在は信頼できるDr.のもとで食事療法を中心に治療を行い、息子の肌はアトピーとわからないくらいきれいになりました。この2年間、泣いたり笑ったり、本当にいろんなことがありましたが、少しでも新米アトピーママさんの参考になれば…と思い、除去食のことについてお手紙しました。息子は卵(もちろん加工品も)・小麦・大豆(少量なら可)・そば・じゃがいもetc.がダメで、最初は何を食べて生きていくの?という感じでした。離乳食の頃は、粥・ゆがいた野菜・魚・きのこ・海草などを食べさせていました。でも1才半くらいより、食事にも変化をつけたいと思い少しずつ工夫して与えています。幸い乳製品が大丈夫だったので、ハンバーグなどはつなぎを牛乳のみでタネをつくり焼きます。卵・パン粉がなくても案外くずれません。(1度納豆をきざんでつなぎにしましたが、かえってバラバラになり失敗しました。)それを多めに作って、ロールキャベツにしたり、ピーマンにつめてみたりとパターンを変えてみたりします。
味噌で味噌汁風に、牛乳で煮ればシチュー風に、少し味付けしてご飯にのせれば丼風に、ご飯と炒めればピラフ風に、と感じが変われば子供もあきないのではないでしょうか。
そして困るのが誕生日・クリスマスといったイベント時に、ケーキが食べれないことです。そこで我が家は、サツマイモケーキを作ります。作り方は簡単、レンジでチン!してふかしたおイモを裏ごし(すり鉢ですってもOK)し、細かくなったものを砂糖少々・牛乳で柔らかくし、丸い形に整えて再びオーブンで焼き色をつけます。卵のないスイートポテトのような感じでしょうか。誕生日には板チョコの変わりに、紙に「○○くん2才おめでとう」と書いたり、ろうそく・果物etc.X’masにはサンタのお菓子・苺etc.で飾りつけ、雰囲気だけでもケーキに近づけています。大人が食べると「ただのイモ」という感じですが、子供は大喜びで食べます。「いつか本当のケーキが食べれたらいいね」と願っています。大変と言えば大変ですが、私は除去食というのは、カロリー多のこの時代に実はとても健康食だと思います。一昔前の日本人が食べていた普通の和食、息子は人参もピーマンも根菜も海草も大好きで、虫歯なし・便秘なし・風邪ひかずの健康児です。アトピーは本当につらかったですが、除去食を行ったことは本当に良かったと思っています。もし2人目がアトピーでなくても、やはりこのような食生活をさせたいです。

頑張りすぎてもつらいので、たまには手抜きをしつつ、限られた食材に少しの工夫で楽しい食卓にしたいですね。他にも食事の情報があれば教えてください。全国のスマイルママさん、お互いこれからもマイペースで明るくいきましょうね。

 

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