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このコーナーではアトピーっ子の洗濯をテーマに、情報を公開しています。
少しでも、アトピーっ子のお洗濯を安全に、またアトピーっ子ママたちのお洗濯に対する不安を解消するお役に立てれば幸いです。
今までのお洗濯方法に疑問や洗濯せっけん粉を上手に使ってみたいママ、是非参考にして下さいね。

 
合成洗剤のお話し

今回は合成洗剤がアトピーっ子のお肌にどのような悪影響を及ぼすのかを一緒に考えていきたいと思います。 アトピーっ子の肌の悪化原因の1つとして、衣類に残留する合成洗剤が取り上げられますが、衣類に残留する合成洗剤がなぜ、アトピーに悪影響を及ぼすのでしょうか? 合成洗剤には多くの化学物質が使用されています。その中でも、合成界面活性剤が一番問題の物質です。合成界面活性剤は、水と油という本来、自然の状態では混ざらない物質を瞬時に混ぜてしまう働きがあります。合成界面活性剤は皮膚毒性やタンパク質を変性させることが指摘されています。その他にも合成洗剤に見た目を白く見せるため目に蛍光増白剤(蛍光染料)、金属カスが出ないようにゼオライト、漂白剤などの助剤が使用されており、それらもアトピーっ子に悪影響を与えてしまいます。また、最近支流になっているコンパクトタイプのものには、酵素が使用されています。酵素はイメージ的にはそんなに危険な印象はアトピーっ子ママたちもお持ちでは無いと思います。洗剤で使用されている酵素は少量の合成洗剤で洗浄力を高めるために使用されています。衣類の汚れ成分はタンパク質と脂肪になり、タンパク質を破壊させるために酵素が使用されています。このタンパク質や脂肪を分解することがコンパクト洗剤の酵素パワーです。 人間の皮膚成分であるタンパク質や油脂までも酵素パワーで破壊してしまう訳です。 それでは、洗濯石けん粉の場合はどうでしょうか?石けんの脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムも広い意味では陰イオン界面活性剤になりますが、石けんは水中で微生物が洗濯したあとの排水を食べて炭酸ガスを放出して水に戻してくれるため、環境汚染の問題も少なく、人体にも安全性が高いといえます。昔、ネズミがかじった歯形のついた石けんを見たことのあるスマイルママもおられるのでは無いでしょうか?ネズミは石けんをかじっても決して合成洗剤は食べることは無いでしょうね! このように合成洗剤はアトピーっ子に対して悪要因を与えてしまいます。 合成洗剤のお洗濯により、合成界面活性剤や酵素などの成分は、衣類の繊維の間に残留します。 残留した洗剤が皮膚に刺激を与えたり、皮膚の中に侵入し皮膚に障害を及ぼします。 とくにアトピーっ子の皮膚は普通の人より、肌のバリア機能は低下していますし、乳幼児などは防衛能力も少なく簡単に吸収してしまい被害をうけてしまいます。 合成洗剤がどうしてアトピーっ子に良くないのかをご理解していただけたでしょうか? 実際にアトピーっ子の肌にどのような悪影響を与えているのかを理解していただくことで合成洗剤より、洗濯石けんが良いと言われている訳を理解していただけたと思います。 後、柔軟剤についても静電気防止とソフト仕上げのために陽イオン界面活性剤が使用されており、肌ざわりを良くなるので良いと思われているアトピーっ子ママもおられると思いますが、それは見かけだけで肌に与える刺激はいっそう深刻なものになるので、アトピーっ子には使用してはいけません。

 
アトピーっ子のお洗濯方法

今回は洗濯石けんについて、お知らせします。 最近、スマイルホームページのスマイルママたちのプライベート掲示板でも洗濯石けんの話題でにぎわいでいます。また、スマイルママからも様々なご質問を頂きました。それでは、それらの質問や疑問に答えながら洗濯石けんについて考えてみましょう! アトピーっ子のお洗濯には、やはり洗濯石けんの使用が最適です。しかし、上手に使用することは、とても難しいように感じますし、手軽に使用できる利点を考えると合成洗剤の方が勝ってしまう現実があるのかも知れません。しかし、合成洗剤で洗った衣類には界面活性剤などの化学物質が残留しており、それらがアトピーっ子に悪影響を及ぼしている可能性が高いのです。 では、石けんに含まれている成分はといえば、目だって悪影響になると考えられる物質はありません。しかし、洗い上がりや石けんカスなどの問題があり、上手に使いこなせないママも少なくないようです。 それでは、石けんカスについて考えてみましょう! 石けんカスって何だと思われますか、浴室の洗面器の内側に付着しているザラザラしているものです。水の中には、ミネラルと呼ばれるカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンが含まれています。この金属イオンが石けんと反応して金属カスを作ります。これが石けんカスです。この金属カスができれば、それだけ石けんの量が減るので、洗浄力が落ち泡立ちが悪くなります。頭を洗うときに良くシャワーで汚れを落としてからシャンプーするのと、汚れを落とさずシャンプーするのとでは、全く泡立ちが違うことと同じことです。 この石けんカス(金属カス)対策が出来れば、洗濯石けんを上手に使えることになるんです。 石けんカスは石けんと金属イオンが反応しますので、この金属イオンを取り除けば、洗濯物は黄ばまず、石けんカスがでなくなります。 その為に少し手を加えてあげれば、石けんカスの発生を防ぐことが出来ます。それが『予洗い』です。洗濯石けんを使用されているスマイルママたちは『予洗い』されていますか? 『予洗い』とは、洗濯物を最初に水やお湯だけで洗ってしまうことです。なんと『予洗い』だけで、汚れの6割〜7割は落ちてしまいます。この汚れが金属イオンと考えいただければ良いです。 その他にも石けんカスを抑える方法があります。それは『炭酸塩』や『酸素系漂白剤』を金属封鎖剤として使用する方法です。合成洗剤にも洗剤カスがあるんですよ!洗剤カスを抑える役目をするために『ゼオライト(汚染物質)』が使用されています。 アトピーっ子にとって、石けん分99%の洗濯石けん粉が良いと言われる方もおられますが、石けん分70%の洗濯石けん粉をおすすめします。70%物は炭酸塩などが既に含まれています。 当然、汚れのひどい物を洗う場合は、炭酸塩だけでは十分でありませんので、予洗いが必要になります。 その他にお風呂の残り湯などを使用されているママには、『酸素系の漂白剤・・・過酸化ナトリウムのみのもの!』を洗濯石けん粉と一緒に大さじ2〜3杯入れると、漂白剤が酸素ガスになって、金属イオンを吸い取ってくれます。お風呂の残り湯には多くの金属イオンが含まれています。酸素系漂白剤で衣類を漂白する時は40℃以上のお湯に20分以上つける必要があるので、お洗濯の場合は本洗いは6分〜7分ですから酸素系漂白剤を併用しても漂白される心配はないことになります。ここまで、手を加えて金属イオン対策をしておけば、洗濯物が黄ばまないし、石けんカスのでる心配も有りません。 

アトピーっ子にとっても、環境汚染のことを考えても合成洗剤を使用するよりも、洗濯石けんでお洗濯されることがBESTですよね!洗濯石けんでお洗濯することも、アトピーっ子の生活環境の改善なんですよ!オーがニック洗剤やアトピー用洗剤などありますが、高いだけで使用する必要はないと思いますよ。 洗濯石けんのお洗濯で分かりにくいことがありましたら、お気軽にお電話でお問合せいただければと思います。その他で洗濯に関する質問が有りましたらお便りいただければ、次号の会報でご報告させていただきます。

 
洗濯石鹸の上手な使い方
洗濯石けん粉を上手に使うお洗濯方法について考えてみましょう!
アトピーっ子ママたちにとって、日常の衣類のお洗濯には、とても気を使われていることと思います。
スマイルの考え方としては、やはり上手に使えこなせるなら、洗濯せっけん粉が一番だと思います。
 

 
それでは、洗濯石けん粉のお洗濯の実践です!

水の温度は30〜40℃で初めから終わりまで一定しているのが理想的ですが、20℃以上であれば問題ありません。お風呂の残り湯を使えば良いですね!

石けんの分量は、水30Lに対して35g〜40gです。洗濯物は1〜1.5kgで軽く廻るのが目安です。

石けん粉はムラ無く溶かす必要があります。方法としては牛乳パックにお湯を入れて粉石けんを入れてシェイクしてから、洗濯機に入れ2〜3分廻してから衣類を入れる方法や古いストッキングを30cm位の長さに切り、中に粉石けんを入れて端を結び、そのままポンと入れて一緒に洗ってしまう。コツは固まらないように長めにして端を結ぶことです。

泡立ちがコンモリとしてきたら衣類を入れる。予洗いをしたり、酸素系漂白剤を入れて、20℃以上の温度があると、泡立ちが大変良くなりますから、最初は水位を最低にして粉石けんを溶かし、衣類を少しずつ入れると泡があふれません。

洗い方は、本洗い(6〜7分)⇒脱水(1分)⇒ためすすぎ(3分)⇒脱水(1分) )⇒ためすすぎ(3分)⇒脱水(1分)が基本ですが、アトピーっ子の場合、残留石けんが不安でしたらためすすぎと脱水の回数を増やされることをおすすめします。いいものスマイルでご紹介しているピュアコートをご利用いただくことも良いと思います。 全自動洗濯機にも自分で洗い方を設定できる機能がほとんどのものについていますので、その機能を利用すれば、ほとんど手間はかかりません。

洗い終わった衣類はすぐに干すことが大切です。石けんは食べ物と同じで、時間がたつにつれて酸化します。いつまでも、洗濯機の中に入れておくと、黄ばみや臭いの原因になってしまいます。すぐに干せない場合は、最後の脱水の前にきれいな水につけたままにしておいて、脱水したらすぐに干すとよいでしょう。

洗濯機の黒カビ防止策はどうすれば、良いのでしょうか?洗濯機は衣類は洗ってくれますが、自分のことは洗えません。そこで2〜3ヶ月に一度は洗濯機を洗ってあげましょう!まず高水位まで40℃〜50℃のお湯を入れ、酸素系漂白剤を600g入れて2〜3分廻して、シーツなどを漂白します。お湯はそ1のまま一晩おいて、翌朝10分廻してから流します。シーツなど漂白と洗濯機の掃除ができてしまいます。 その他に酢を利用して、洗濯機を洗う方法もありますよ。 ピュアコートを日常お使いになられているスマイルママは黒カビの心配はまずありません。 ヒノキチオールは防カビの効果もありますので、黒カビの繁殖は抑制されています。洗濯機のフタはいつも開けておいて、風通しを良くしておくだけでも、黒カビの繁殖を遅らせる効果がありますよ!

 これで貴方も洗濯石けん粉のお洗濯の達人です!

このように洗浄力を高めるために、予洗いを行い、風呂の残り湯を使って水温を20℃以上にする、石けんを溶かしてから洗濯物を入れる、脱水は完全に行うといったいろいろな工夫は、なんとなく大変そうに見えますが、慣れてしまうとごく当たり前にできます。

最近、この情報を参考に合成洗剤から洗濯石けん粉へ変更されたスマイルママもおられます。

  アトピーっ子にとっても、環境汚染のことを考えても合成洗剤を使用するよりも、洗濯石けんでお洗濯されることがBESTですよね!洗濯石けんでお洗濯することも、アトピーっ子の生活環境の改善なんですよ!オーがニック洗剤やアトピー用洗剤などありますが、高いだけで使用する必要はないと思いますよ。

 

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