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エネルギーに関して考えてみたいと思います。電力会社のCMで「電気はクリーンで安全」というセリフをよく聞きます。確かに灯油やガス等を直接エネルギーとして使用する場合、火の使用による火災や換気不十分による中毒等が起こる危険があります。しかし、電気というのも火力・原子力による発電を行っています。それらの発電部分を私達は目にする事がないので、スイッチひとつで使える電気は「クリーンで安全」なイメージがあります。原子力は事故によって放射能がもれた場合は、人の命にかかわりますし、たとえ事故が起こらなくても発電している限りは、核の廃棄物が増え続けていきます。火力はと言えば、主に石油を燃やしたエネルギーを電気に変えているのですが、その煙には多くの有害物質が含まれています。最近は太陽・風力・地熱による発電も少しずつ使われるようになりましたが、どの発電方法なら良いとか、悪いとかそういう考え方をするよりも、電力消費そのものを減らしていく事(無駄をなくす)が大切なんだと思います。いくら危険な原発をなくしたいと思っていても、これまでと同じ様に便利さだけを求めていては、発電所は増えるだけです。家庭の待機電力(使っていない電気製品のコンセントを入れたままにしている時の電力)と自動販売機の消費電力をなくす事で、最低でも発電機2機の運転が止められると言われています。事故が起きた原発の近くに住む人がよく話されるのは、「私達はもういいんです。ただ子供達の事が心配なんです。」という事です。子供達の未来を守るには、やはり親である私達一人一人の気持が大切だと思います。
地球温暖化と自動車について!
前回は家庭内でのエネルギー消費を減らす方法について考えてみました。今回は主に自動車について考えてみます。「地球温暖化って何?」 最近ニュースなどで耳にする地球温暖化。そんなに恐ろしいものなのでしょうか。どうして地球が暖かくなるのか考えてみたいと思います。最大の原因は私達が便利な生活を送るために、たくさんの燃料(木・石灰・石油など)を燃やしていることにあります。燃料を燃やすと二酸化炭素(CO2)が発生し、空気中のCO2が増加していきます。CO2には、地球から宇宙へ出ていく熱(赤外線)をつかまえ、地上からの熱も外へ逃さずに地球を包み、温室のガラスのような働きがあります。このままいくと、21世紀末には今より平均気温が2℃上昇すると予想されています。2℃上昇すると海面が約50cm高くなると言われ、日本の砂浜の7割が消え、世界中で異常気象・自然災害が増えると発表されています。動植物も住む場所がなくなったり、農業や水産業にも大きな問題が起こってきます。地球温暖化を止める方法として、CO2の排出量を1990年より少なくしようとあげられています。前回お知らせした、家庭での節電も大きな効果となります。そして日本から出るCO2の約20%は自動車からと言われています。
「自動車についての問題」 温暖化以外にも自動車は多くの問題をかかえています。自動車は生産の段階からスクラップされるまで、環境に非常に大きな負担をかけます。
自動車を1台生産するのに、20万リットルの水と1500リットルの石油(に相当するエネルギー)を消費します。組立て時、有害な重金属と発ガン性のある溶剤を使用し、それらを廃棄する時の処理も大変な手間がかかります。
自動車が走れば、私達が生きていくのに欠くことのできない酸素を消費します。そして排気ガスは大気を汚染し、地球の温暖化もすすめてしまいます。
道路を建設するために、動植物の生活空間を破壊しています。
交通事故で死亡する人も年々増えています。
自動車は確かにとっても便利な乗り物です。寒い冬・雨の日・夏の暑い日・荷物の多い日・旅行の時、移動がとっても楽です。でも乗る前にもう一度、考えてみませんか?バスや電車で移動できないのか?自転車や徒歩ではどうしても移動できない距離なのか?そして自動車を運転する時、環境に負担のかからない運転を心がけたいですね。
無用なアイドリングをやめよう コンビニでの買い物、荷物の積み下ろし、駐車場の空き待ちなど、駐車の時はエンジンを止めましょう。
経済速度で走ろう 一定の速度で走り続けると、無駄なガソリンを使わずに済みます。スピードの出しすぎは、減速の機会も多くなり、燃費も悪くなります。
タイヤの空気圧をチェックしよう タイヤの空気圧が正しい値にされていないと、余計なガソリンを消費します。
無駄な荷物は積まないようにしよう 荷物をたくさん積むほど、燃費が悪くなります。物置がわりにするのはやめましょう
空ぶかしをやめよう 始動直後に、機械を暖める為にふかすのは逆効果です。暖めるのも、水温計の針が動き出すまでで十分。
急発進・急加速・急ブレーキをやめ、
車間距離をとろう
“急”のつく操作は、燃費にも悪影響です。
早めにシフトアップしよう ATの場合は、自分で選べないが、加速時にアクセルを深く踏み込んでいると、シフトアップが遅くなります。
渋滞を招く違法駐車をやめよう 渋滞は加減速を強いられ、アイドリング時間も長くなるので燃費が悪くなります。
エアコンの使用を控えめにしよう 夏は窓を開けて、走ってみましょう!
冬は特に二酸化炭素量が増えると言われています。水や食べ物はある程度選ぶ事が出来ますが、外の空気は選ぶ事ができません。子供達のためにも、キレイな空気を残していきたいですね。
  

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